加齢黄斑変性など高齢者関連疾患の話題には注目しておこう

稼ぎまくりの米国製薬会社経営者!」で、製薬・健康関連企業の経営者の報酬ランキングの1位にかがやいたのは、Regeneron PharmaceuticalsのCEOだというはなしをしました。そのなかで、Regeneronは加齢黄斑変性(age-related macular degeneration、AMD)の薬で注目をされたバイオ企業だというおはなしもしました。

加齢黄斑変性については、日本ではアキュセラ・インクという眼科医のCEOが立ち上げたバイオ・ベンチャー企業が新薬の開発に取りくみ注目をされています。新薬の研究は、曲がり角にきているようすですが、こんごとも、成人・高齢者むけの新薬開発では、注目をあびそうです。

医療英語や医療通訳を勉強する方に、加齢黄斑変性などの高齢者に関連した疾患について注目するようにおすすめするのは、次の2つの理由からです。

第1に、日本だけでなく、先進国全体で高齢化がすすむなかで、こんごとも、高齢の患者のサポートにはいる機会は医療通訳にとってふえるであろうことが予想されます。また、製薬会社や医療サービスについても、高齢者に焦点をあてたものがさらに増えつづけるとかんがえられます。新語がでてくる可能性もあります。医学論文もふえるでしょう。この分野での医療英語の知識が一層、求められるものとかんがられます。

第2に、これはとくに医療通訳をめざす方にいえることですが、高齢者関連疾患がいまのホット・トピックであることはまちがいありません。となると、医療通訳についての技能試験などにこのトピックが取りあげられる可能性はとてもたかいということです。注意しておきますと、Regeneronという社名がものがたっているように、再生医療と高齢者関連疾患の治療はふかくつながっています。勉強をするときは、その点は意識すべきですよ(つまり再生医療関係のトピックが取りあげられる可能性もたかいということです)。

ところで「稼ぎまくりの米国製薬会社経営者!」で、CEOがランキングの2位となったVertex Pharmaceuticalsは、「数打ちゃ当たる」戦略で成功をおさめたとおはなししましたが、Barron’sの動画レポート「Here’s Why Biotech Giant Regeneron Is Soaring」によると、どうやらRegeneronも同じ戦略で研究をすすめているとのことです。

「数打ちゃ当たる」方法を効率化することが製薬会社のトレンドになっているようすですね。動画レポートの前半部分でRegeneronにふれています。字幕は自動生成でないので、よくできています。後半部分は、医薬分野とは関係のない投資のはなしになっているので、ご注意を。

こんかいの紹介した記事・動画、すべて投資情報サービスのものですが、これはバイオ製薬分野が世界で注目をあびているために、こういったサービスサイトがおおく取りあげているためです。投資をすすめているといったことではないので、その点はご理解を。

ご質問があれば、気軽に問い合わせページからご質問ください。