厚労省「医療通訳に関する資料 一覧」がアップデート、テキストの新版も

厚生労働省の「医療通訳に関する資料 一覧」のページが今月4日に更新されました。あわせて、テキスト『医療通訳』も新版へ更新されています。もともと、昨年の9月に更新される予定で、心待ちにしていた人もおおいとおもいます。

前版とくらべ、人体図・テキスト本文・単語集と大わくはかわっていないようです。ただし、ざっとみたかぎりですが、かなり内容や、構成にはおおきく変更がくわえられていて、まったくのあたらしいものとなっているようすです。

前版にあった「脳」の図のあやまりも訂正されているなど、着実に現場からのフィードバックが届いているようでもあります。

単語帳は、肩甲骨が「scapula」とだけなっていて「shoulder blade」がないことなど、やや専門用語にかたよっている印象は受けますが、見なおしをいれたようです。

もともとの公開が9月だったはずが、12月に、そして3月になって、それでもでず、ここまでずれこんだとはいえ、やっとでたことはよろこばしいことですし、作成にたずさわられた委員の方たちにはすなおにありがとうとつたえたいですね。

ただ、実際につかいだしたら、きびしい目でみてしまうとはおもいますが。

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